■ オリンパス スタイラス TG4 タフ (Olympus Stylus TG-4 Tough) 防水デジカメ 紹介&レビュー
こんにちは、みつばちです。防水カメラあったらいいな、とは思っていたものの、頻繁に使うものでもないし…と購入はずっと先送りしてきました。たまたま先月、量販店に用があったついでに「見るだけ」と立ち寄ったカメラ売り場でこのTG4を見つけて、その驚きの高性能に即買いしてしまいました。
いいなと思ったTG4の特徴
1. 頑丈
落としても、上に重いものがのっかっても大丈夫な頑丈さ。マイナス10度の低温でも正常に動作する耐寒性。砂や泥で汚れても平気で、本体を丸ごと水洗い可能。
2. 防水&水中撮影ができる
15m防水。水中HDR機能で、シャッター1回で複数枚の画像を撮影し、最適な画像に自動合成。別売りですがダイバーのかたには「防水プロテクター」もアクセサリーとしてあるようです。
3. 顕微鏡マクロ撮影
オリンパスは内視鏡で有名ですが、このカメラもマクロ写真の素晴らしさで定評があり、防水よりマクロ撮影目的で購入されるかたも多いそう。雪の結晶(!)とか、肉眼でみえないようなものが写せてしまうってすごいですよね。。フォーカスブラケットモード(フォーカスを変えながら自動で連写)や深度合成モード(ピントが合っている部分を自動合成)という、さらに特殊な機能までついています。深度合成機能を使うと全体が鮮明な図鑑のような写真が撮れるのです。
4. ライブコンポジット(比較明合成)機能
星、花火、蛍などの光の軌跡が撮れるモードです。しかもライブ機能つきなので、最初にシャッターを押し、その後はカメラが一定のペースで自動撮影してくれている間、モニターで仕上がりを確認しながら自分で良いと思ったときにもう一度シャッターを押して終了すればいいだけ。一回の撮影時間は最長3時間。
5. RAW 現像対応
カメラ側で合成が必要な水中HDRとか深度合成などのいくつかのモードでは設定できませんが、その他のモードの時にJPEGファイルとRAWファイルの2種類のファイルを保存できるメニューです。撮影後に自分で現像できるって嬉しいですよね。OLYMPUS Viewer 3 というプロユース対応の編集、現像ソフトもついてくるので安心。
6. Wifi 内蔵
Wifi経由で画像転送やSNSへのアップロード、スマホとつなげてリモート撮影など。
7. インターバル撮影
海辺や日の出、夕日など。撮影に忙しいと景色を楽しむ余裕が無くなるので、あると便利な機能ですよね。
その他アートフィルター、マジックフィルター、フルハイビジョンムービーなど、たくさんの機能が搭載されています。これだけ高性能だと人によって注目する機能も違うかも。興味がある機能があったら取説を見てみてください。
>> オリンパスTG-4 カタログ&取扱説明書 ダウンロード画面
カタログ、設定画面など (一部昆虫の写真あり)
これがあれば私にも「奇跡の一枚」が撮影できるかも。。
雪が降ったら実験してみたい!
足や頭の部分の鮮明さがずいぶん違います。仕事上、あるいはアカデミックな場面でこの機能が必要なかたは多そう。「ピントがあっている部分を合成」= まさに私が必要としている機能です。。。てんとうむしマークも分かりやすい。
顕微鏡モードの撮影には以下の4つのサブモードがあります。(機能説明をご参照ください)。
マクロ撮影は別売のLEDライトガイドがあると影の無い、綺麗な写真が撮れます。レンズリングを外し、LEDライトガイドをとりつけて、フラッシュモードを「LED発光」に設定して使用。
そしてこれがライブコンポジットモード。
とにかく顕微鏡モードを試したくて、何枚かお花を撮影。植物の呼吸する音が聴こえるような気がしました。下の写真よりもさらに近くまで寄れるので、モニターだけ見ていると、何を撮影しているのか分からなくなることがありました。今後は三脚なども活用しようと思います。
スイッチ類はしっかりとした感触で使いやすいです。コネクタカバーや電池/SDカードカバーは防水仕様でダブルロックになっています。
TG4は2015年5月に発売されたモデルですが、好評価に支えられ、なかなか「激安価格」にはならないものと思われます。ただ、防水カメラ自体は夏が過ぎると価格は下がるらしいので、秋冬はかなりお買い得になるかもしれないですね。店頭で防水テストはできないものの、自分の指先などかざして顕微鏡モードの凄さを体験することはできるので、是非お試しを。一度手に取ったら最後、手放したくなくなるかも!?