
■ BONZART AMPEL (ボンザートアンペル) 二眼レフ型トイカメラ / BONZ デジカメ 紹介&レビュー
こんにちは、みつばちです。ボンザート・アンペルというカメラをご存知ですか?二眼レフのカメラは上がピント合わせ用のファインダーレンズ、下が撮影レンズですが、デジタルカメラの Bonzart Ampel (ボンザートアンペル)は上下共撮影出来、上がノーマルレンズ、下がチルトレンズのダブルレンズになっているトイカメラ(トイデジ)です。クラシカルな見た目と普通のデジカメには無い面白い機能に惹かれて2年くらい前に購入しましたが、ずっと使わないで存在を忘れかけていました。
急に思い出して使ってみたくなったきっかけは、横内勝司さんという、ほとんど無名のカメラマンが80年以上も前に撮影した信州松本の昭和初期の写真を目にしたことから。現代と違い、不便な機材、一回勝負なのにこんな写真。スゴイな~
(ガーデン&ギャラリー風雅で開催された第1回 横内勝司写真展より)
Bonzart Ampel はカメラショップBONZを運営するGLOBAL・DCという会社が開発・販売したカメラです。
ネックストラップ、USBケーブルは付属、レンズは別売りです(左がワイド&マクロレンズ、右が魚眼レンズ、。底がマグネットになっていて、レンズ枠のメタルリングにパチッとくっつきます。簡単につけれるので便利ですが、逆に荷物や手にあたると外れ易かったりもするので注意。
ワイド(広角)レンズとマクロ(接写)レンズがくっついていて、マクロを使いたいときは上の広角レンズを回して外します。
ファインダーカバーを開き、電源ONにすると短い開始音と共にファインダーの画面に。ファインダーを上から覗き込んで撮影します。
レンズは上(ノーマル)下(チルト)をスイッチで切替、使っているほうのレンズの画面が映ります。
本体横にエフェクトダイヤルがあり、スタンダード、ヴィヴィッド、白黒、セピア、リフレッシングの5つのカラーフィルターからひとつ選択。ボタンを回すだけなので気分や被写体に合わせて直ぐ変更できて便利。
リフレッシングは少し青みがかかった色。エフェクトをかえると、ファインダーの画面にも反映されます。画像フォーマットは横長の4:3と正方形の1:1があるのは嬉しいのですが、正方形の場合、ファインダーの画面では正方形でなく、画面いっぱいの横長で表示されます。最大画素数500万画素。
魚眼レンズをつけたところ。静止画(写真)だけでなく動画も撮影でき、USBケーブルでつなげばWEBカメラとしても使用可。
本体の表面はゴムのような加工がされていて、滑りにくく、使いやすいです。
SDカード、USBケーブルでPCなどにダウンロードも可能。三脚穴もあり。
単三の乾電池3本。乾電池だと家にもあるし、何かと便利です。
早速、神代植物公園&深大寺に持って行って撮影しました。カメラとは何の関係もありませんが、一休庵で食べた十割の新蕎麦もおいしかった。。もう新蕎麦の季節なんですね。
神代植物公園は薔薇の季節は特に素晴らしく、深大寺周辺もレトロなお店がたくさんあって、近場の観光スポットとしてオススメです。親切な観光案内サイトもあります >> 深大寺観光ガイドHP
ミニチュア風や低い目線の写真、「ましかく写真」など今後いろいろ試してみたいです。気持ちとか雰囲気をあらわすには超写実的に映るカメラより、こういったトイカメラの世界のほうが心象風景に近かったりして。植物の緑が実際よりも青々と見えたり、懐かしい風景を心の中で思い出すとき、色味少なくふんわりと淡いイメージだったりすることってあると思うんです。
ファインダーフードの中を覗き込む形なので、撮影に没頭できてとても楽しかったです。
最後のほうに出てくる、屋根に下駄やお化けが載っている「鬼太郎茶屋」は水木しげる原作「ゲゲゲの鬼太郎」をテーマにしたお店で、心霊写真ではありませんので念のため。。。