■ すんきをたずねて三千里 ~ 木曽路 道の駅めぐり
こんにちは、みつばちです。探していた「すんき漬け」は1月に銀座NAGANOで無事購入できたのですが、冬季限定の商品(通常12月から2月)のため、3月になると店頭から姿を消していました。。ショック( -_-;)
>> 信州健康食材(2)すんき漬け (木曽地方 赤かぶ菜葉を乳酸菌発酵させた無塩のお漬物)(2015年1月24日ブログ)
そこで先日、既に3月下旬でしたが、木曽の道の駅を巡ってみることにしました。
安曇野から出発して、木曽まで国道19号をひた走ります。途中には梓川の大宮熱田神社の御神木や塩尻市贄川のトチの木も。
樹齢1,000年。
仲良く並ぶ「松杉相生の木」と名付けられた松と杉。
「これより南 木曽路」の碑もある、国道19号沿い、塩尻市贄川(旧楢川村)にある、すごい迫力のトチの巨木。
木曽福島に掲げてあったバナーが分かりやすかったです。木曽には道の駅が7つ。安曇野から一番近いのは「木曽ならかわ」です。
木曽路に関する情報が網羅された木曽路.com サイトにも道の駅情報が掲載されています。写真も美しく、このサイトを見るだけでも木曽路を巡っているような旅行気分が楽しめます。
木曽ならかわ ならかわ市場
>> 道の駅 木曽ならかわ 公式HP (オンラインショップあり)
最初の道の駅は木曽ならかわ。農産物や加工食品が中心の「ならかわ市場」と、漆器・木工製品・家具などが展示販売されている「木曽暮らしの工芸館」があります。工芸館は広々と天井も高く、ギャラリーや美しく使いやすい工芸品、漆製品満載でおすすめです。
塩尻市発祥の山賊焼き。
青豆あやみどり。
ダシとり用のお得なしいたけ。
しみ豆腐(高野豆腐)もいろんなバージョンが。
煎ってある青豆あやみどり。食べだすとおいしくて止まらなくなります。信州はおいしくて健康的な食材の宝庫ですね。
味噌せんべいやトチの実せんべい
飴もめずらしいものばかり。
干し柿を使ったお菓子も
釜炊き御飯、おこげ風味の中仙道 焼きめしせんべい。
静岡のメーカーが作るじゃり豆。ナッツ+チーズ衣、油で揚げずにトーストしてある健康的なお菓子。道の駅には地元だけでなく、他県の名産品が並んでいることもあり、思わぬ発見が。
りんごの自然な甘味が上品な銘菓、りんご乙女。りんごパイもお土産にしたら喜ばれそう。
いろいろなお土産があり、迷いますね~
鱒の卯の花漬は春を感じます。木曽のお酒、塩尻ワインとも相性抜群だそうですよ。
造り酒屋の本格的な無添加、生の塩麹。
熊笹など、8種類の茶葉を使用した健康茶。
チロルの森の塩峰ピルスナー
赤かぶ漬け、色がきれい。。すんき漬けは見当たりませんでしたが、赤かぶ漬けのほうが味としてはおいしい。。(笑)
時期であれば多種類のすんき漬けが並んでいるところ。
百草丸の本場なので、「百草」を冠した製品もたくさん。
さるなしジュースは珍しいですよね。
五平餅 – 長野県では学校給食にもでるそうです
皇室献上のお菓子「長芋の里」
桜の花
手形せんべい
桜のお菓子
桜おこわ
さるなしパイ
きのこ類は質量ともにレベルが違います
素敵なポストカード、小物
大きな大和芋
春の山菜も
お味噌やジャムもいっぱい
さるなし製品の数々
のむさるなし
とうもろこし落雁
熊笹こうせん、おいしそう
羊羹もすごいです。ブルーベリー羊羹、熊笹羊羹、さるなし羊羹。。。
おばあちゃん手作りの草履
丁寧な手作りのクッションカバーやバッグが1,000円
長野県伊那郡で作られている干し芋。人気商品なんですね。
野菜がたくさんはいったインスタントおそば。お土産にも。
お店のかたに伺ったところ、すんきが入った加工品があるとのこと。こちらの「木曽の高原漬け」を紹介していただきました。野沢菜の醤油漬けにすんきを混ぜたもの。ごはんと合いそう。
木曽川源流の里 きそむら
2つめは木祖村にある木曽川源流の里です。なんと標高924m! スカイツリー(624m)の電波塔よりもさらに300mも高いところにあるんですね。お買い物をしながら高地トレーニングができるなんて。。
丁寧に手作りしてある結い縄。野菜とかを束ねるのに使うとのことでしたが、ゆとりというか、豊かさを感じます。
わらび
すごく大きな酒粕。板粕1kg。
パンフレットや永久保存したくなるような案内資料もたくさん。
すんき茶漬けの素。スープにも!
「おかわりしま生姜」、野沢菜油炒め、きゃらぶき etc.
すんきカレーも。
木祖村のジャンボにんにくと手作りたれを使ったバーベキュー用の焼肉パック。夏のキャンプとかにも良さそうですが、自宅のフライパンでも。とてもおいしそう。
すんきの入った高原漬けはこちらのお店にもありました。
百草ドリンクもありました
岐阜県の美濃白川茶のサイダー。無農薬栽培の茶葉。
御食事処げんき茶屋で食事もできます。すんき蕎麦もメニューにありました(お店のすんき漬けは売り切れでも、すんき蕎麦は食べられるとのこと)。
一番人気は山賊焼き定食とのことですが、木曽牛定食も豪華。。。こちらHPからお借りした「木曽牛定食」の写真です。分厚いお肉に注目です。
すずらん牛乳のフローズンヨーグルト。
大人気の開田高原アイスクリームです。フレーバーは時期によって多少変動するようですが、バニラ、ブルーベリー、えごま、そば、とうもろこし、すぐり、よもぎ、小倉、はちみつ、いちご、かぼちゃ、プレミアムバニラ(最高峰)、チーズ、ヨーグルト(アイスミルク)。
とうもろこし、ブルーベリー
そば、バニラ
かぼちゃ、はちみつ
小倉
ヨーグルトアイス
数量限定の木曽のお茶
きくいも茶、おんんたけ茶
南木曽(なぎそ)の「ねこ」という防寒着です。前身頃が無い、ランドセルのような形。袖と前身頃が無いので、暖かいのにとても作業がしやすくておすすめです。
自然豊かで、情緒あるれる宿場町もあり、木曽は絵にしたくなるような風景がいっぱいです。写真は絵葉書「スケッチさんぽ木曽路」(12枚セット、前川由美子さん 絵・文)。
漆製品、木工品も多数あって賑やかでした。気軽に手にとって見ることができるのも嬉しいです。
櫛も種類たくさん。木曽の伝統工芸品、お六櫛
立派な木曽の天然木の板が数百円から
秋の七草のひとつ、おみなえしの種。
お豆と一緒にレシピが掲示されていました。持ち帰り用のレシピもあって親切。
ミネラル豊富で低カロリーなもちきび。お米に混ぜて炊くだけでもOK。
木祖村産そば粉100%
どんぐりを拾うことはあっても食べたことはありませんでしたが、初めてどんぐりクッキー食べたら、びっくりのおいしさでした。熊の大好物というのもうなずけます。
日義木曽駒高原 ささりんどう館
>> 道の駅 日義木曽駒高原 公式HP
>> 木曽ショップ (ネットショッピングができる姉妹サイト)
3つめは木曽町の道の駅、日義木曽駒高原。入り口には出店が並んでいる「味わい横丁」があります。木曽牛コロッケを食べようと楽しみにしていたのですが、残念、この日は営業していませんでした。4月中旬以降にはオープンするみたいで、また来た時の楽しみに。
どこのショップも入り口には新鮮な野菜、果物が並んでいます。
安曇野のりんごもありました!
栃大福
南米チリが原産の「青い卵」(殻が薄いブルー)。地元の農場で生産されているようです。この日は売り切れで青くない(でもこだわりの)おいしそうな卵が並んでいました。
開田高原のとうもろこしスープと並んで、怒涛のすんきシリーズが。すんきおやきと赤かぶすんきアイス。すんきアイスはすんきの漬け汁を使用した、ブルーベリーヨーグルト味。製造元は天狗やさんです。「赤かぶすんきプリン」も飲み物エリアに並んでいました。お漬物といっても、すんきは無塩なので、いろいろなお料理に応用できるんですね。
りんごとくるみのフルーツケーキ。木曽は山の恵みいっぱいです。
すんき商品コーナーが出来ていました。地元ではお醤油をかける、お味噌汁に入れる、お蕎麦と一緒に、といった食べ方が主流のようです。
そして!!葉茎のすんきは売り切れでしたが、赤かぶのすんきはまだ在庫が。賞味期限も7月なので、お土産にも良いと思い、急いで5袋カゴに入れました。例年、葉茎のすんきとは生産時期をずらしているとのこと。ただ、今年は凄い人気で、在庫も100個くらいになってしまったそうです。その貴重なすんきを試食コーナーに出していただいてつまむことができました。味は(というか、味が無くてさっぱりとしているところが)葉茎のすんきと同じでした。普通のお漬物を想像すると拍子抜けするくらい味が無いですが、逆に塩分を気にしなくていいので、野菜感覚で食べられます。
人気商品なので、コーナーに人だかりが。。。お店のかたのお話だと、ヨーグルトなどと同じで、この既にある「すんき」の一部をタネにして、さっと茹でた野菜と混ぜて増やすことができるらしく、温度管理などが難しいそうですが、「挑戦されるかたも最近多いですよ」とのこと。挑戦してみようかな~JA長野県のHPに簡単な作り方が紹介されていました。発砲スチロールを利用するんですね。60度以上になると乳酸菌が死んでしまうので注意しないといけないそうです。
そしてこちらがすんきのヨーグルトドリンク、SNKY(スンキー)です。甘さ控えめ、さっぱりとした味で、とてもおいしかったです。容器には、製造日から日が経つにつれ、少し酸味が増す、というような説明書きがありましたが、すっぱさは感じませんでした。おいしいので迷ったら大きいサイズ(500ml)がおすすめ。なんと製造元は開田高原アイスクリーム工房さんでした。どうりでおいしいはずです。
ウェブサイトでも購入可。クール便で菌が生きたまま届きます。アイスクリームも一緒に。。
>> 開田高原アイスクリーム工房HP (SNKY紹介ページ)
見えにくいかもしれませんが、右の薄紫色のが天狗やさんの「すんきプリン」です。このプリンシリーズはどれもおいしくて大評判でした。見た目もかわいくて素敵。
お食事処もあります。すんき蕎麦はもちろんのこと、すんきとん丼、すんきカレー、すんきカツカレー、すんきコロッケカレーも。日替わり定食もおいしそうでした。
えのき氷が入ったお味噌
蜂の子、蚕のさなぎ、いなご 。。。
水彩絵具を使った手作り商品
木目の美しい漆商品
地元の力士、御嶽海(みたけうみ)を応援する「どすこいくっきい」
木曽福島 木曽市場
4つめの道の駅は木曽福島。御嶽山が見える場所にあります。
梅がきれいに咲いていました。道の駅には珍しい山野草が並んでいることもあり、園芸好きのかたは見逃せません。
木の切れ端かな?とおもったら「さるのこしかけ」でした。初めて見ました。名前だけ聞いたことありますが、きのこ類だと知りびっくり。超高級健康食材らしいです。
生の菊芋。糖尿病に効果があるらしいです。
乾燥きのこ。旨みが凝縮されていて便利な素材。
幻の山伏茸(ヤマブシタケ)入り、薬膳きのこ御飯の素。
お漬物コーナーは同じような色の赤かぶ漬がならんで、さながらジグソーパズルのよう。
赤かぶすんき210円の表示が!でも商品はどこに?
ありました。綺麗な色。ハーフサイズです。
冬場はここに多様なすんき漬がぎっしり並んでいたそうです。その光景一度見てみたいな~
信州のお料理本も並んでいました。
青トマトジャム、初めて見ました。
小腹がすいたときには味噌パンです。明治42年創業の老舗、日新堂製菓さんは松本市から移転して、現在は安曇野市内に工場があります。「おっきなみそぱん」もいいですが、私はレギュラーサイズの詰め合わせをよく安曇野のスーパーで買います。ほんのりとした甘さとお味噌の香ばしさが最高です。
木曽の名所クッキー。
愛媛県今治市の道の駅ゆのうら(湯ノ浦)のオリジナル商品の「海峡つゆ」。キャッチコピーが目を引きました。鯛めし、うどんだしのレシピも添えられていました。
木曽の銘酒、木曽路、七笑、中乗さん。ん?中乗さんって誰?と思って調べたら、木曽節と関係があるようです。今でこそ地域ブランド化なんて言われていますが、約100年も前に全国へ向けてPRをした伊東淳(いとうすなお)町長の先見の明は凄いですね。
豪華な木曽ワイン
地元ブランド全面押しの薬局コーナーが素敵でした。
花粉症にすごく効くらしいです。御嶽目薬EX。
普導丸。2年くらい前に船酔いした時、船の売店で購入したことを思い出しました。あまりにも印象的なパッケージで、カウンター越しに渡された時、驚きで一瞬船酔いが収まった記憶が。。
茅野市のオレンジゼリー本舗のかりん液。これも花粉症対策に良いようです。飲み物としてすぐ消費してしまいそう。
すんきそば、あります。スパゲッティもおいしそう。
展望バルコニー正面から冠雪の御嶽山を拝むことができました
しばし見とれてしまいました。
この日最後の道の駅三岳に向かう途中、福寿草が密集して咲いている場所がありました。
道路脇の木々の間から煌く水面が見えます。
王滝川から正面に駒ケ岳が見える場所がありました(バス停「堀田」近く)。
このあたりは梅の里として知られ、梅の紅色が水辺のブルーに映えて綺麗でした。周囲の里山が霞み、まさに初春の繊細な色に溢れていて感動しました。(実際は写真よりはるかに複雑でうっすらと美しい色でした。)
三岳
5つめの道の駅は少し戻って三岳。みたけグルメ工房でお料理、加工製品がつくられていて、その奥に店舗があります。
入り口には春らしく福寿草の苗。
苔
防寒着「ねこ」も
アットホームな雰囲気の店内
すんき漬はシーズン終了していましたが
梅の里だけあって、「しそ漬け梅」や「梅の砂糖漬け」がおいしそうでした。しかもお値段も控えめ。
地元三岳産の黒瀬かぶを使ったかぶ漬も。
春らしいごはんと御嶽いなり。
福寿草を一鉢、お土産に。
時間があれば大桑と賎母(しずも)にも行きたかったのですが、宿場町めぐりや阿寺渓谷などと合わせてまた今度訪れてみたいと思います。自然、歴史ある街並み、文化遺産、工芸品、おいしいお酒と食べ物、伝統的な暮し、そして温泉 etc.と魅力が尽きない木曽路です。
すんき倍増計画(!)も進行中。。今度つくれぽします ♥
(つづく)