■ 安曇野 『須砂渡食堂』(すさど しょくどう)
こんにちは、みつばちです。みなさんは山賊焼きってご存知ですか?塩尻駅近くの「山賊」というお店が元祖だそうですが、今や松本・安曇野も含め、中信地方で大人気のB級グルメ的なメニューです。にんにく醤油につけた鶏肉に片栗粉をまぶして油で揚げたもので、「焼き」となっていますが、実際はにんにく醤油風味の大きめな鶏の唐揚げです。安曇野で山賊焼きが食べたくなったら、私のイチオシは須砂渡食堂です。
須砂渡食堂
住所:長野県安曇野市堀金烏川40-6
電話:0263-73-2287
国営アルプスあづみの公園や烏川渓谷緑地近くにあり、森の中ではありますが大通りに面していて、車であれば行き易い場所にあります。山麓線(県道25号)を烏川橋で山側へ折れ、国営アルプスあづみの公園の駐車場入り口を通り越して、烏川渓谷やほりでーゆ~四季の郷(温泉)方面へ向かう大きな道沿いの左側にあります。
第2駐車場から見渡すと、切り立った山の木々に守られるようにして佇むお店が見えます。
営業時間:昼 11:00-14:00、夜 17:00-21:00 火曜日定休
広めのお座敷が入り口をはさんで左右に2箇所、カウンター席もあり、フロアにはテーブル席。子連れや宴会とかだとお座敷があるのは嬉しいですよね。いつ行っても混んでいますが、特にこの日はハイシーズンの日曜日で満席。2時ぎりぎりの入店でOKだったのは有難かったです。
店内には漫画もあります。松本市出身の山崎貴氏が映画監督を務めた「ALWAYS 三丁目の夕日」の原作漫画「三丁目の夕日」(作者は西岸良平氏)や、子供達には「妖怪ウォッチ」も。
卓上のメニューだけでなく、店内のホワイトボードにもぎっしりメニューが書いてあり、好きなおかずを選んで、それに200円プラスでごはん、サラダ、おみおつけ、お漬物がついてくる「定食」にすることができます。単品の山賊焼きは500円、定食にすると700円。「その他定食 黒板から選ぶ 200円増」と卓上メニューでは一行ですが、ホワイトボードの豊富なメニューを見てみましょう。(私はいつも迷わず山賊焼き定食なのでボードは見ませんが。。。)
メニューには無くても親切に対応してくださいます。これは「かけそば」。(ラーメン用かな?)ありあわせの「なると」がかわいい~。
そしてこれが山賊焼き定食です。揚げ物なのに油っぽくなく、ごはんやサラダなど一品一品がどれもおいしい。
さくさくふわふわの山賊焼きにマヨネーズが不思議とベストマッチです。私の知る限りでは山賊焼きにマヨネーズが添えられて出てくるのはこのお店だけ。くし切りのレモンも3辺の角が落としてあって絞りやすく、こういうところにお料理とお客さんへの愛情を感じます。これだから地元のかたにも愛されるのでしょう。
ゆでたとうもろこしの小片が入ってたりして、サラダもおいしい。
浅漬けは夏らしく、茄子と瓜の2種でした。山賊焼きだけでもおいしいのに、さらにこのお漬物が待機してるかと思うと幸せ感が増します。
こちらのボードにある単品メニューに200円増しで定食にすることができます。外にあるお店の看板には「岩魚・丼物・ラーメン・大小宴会」とありますので、岩魚やラーメンもきっとおいしいのでしょう。グルメサイトの口コミでは「とりもつ」が一番人気のようで、テイクアウトもできるそう。メニューの端っこに載っている山賊焼きでもこんなにおいしいのに、一番人気とはどれだけおいしいのか…。とても気になります。お刺身・焼き魚もいいなー。安曇野では地元信州サーモンに加え、日本海の新鮮なお魚も楽しめるのです。一番下の「国産うなぎ 蒲焼・白焼 1本2,400 半身1,200」の貼紙も「えっ?」って凝視してしまいました。激安ではないでしょうか。安曇野プライス?
お盆直前で綺麗な晴天。店内は溢れかえる観光客、地元客、団体客等々。おじいちゃん・おばあちゃんから幼児まで。メニューが幅広く、お店の対応もとても親切、席もお座敷からカウンターといろいろあるので、どんなかたにもおすすめできる食堂です。夜も営業(17:00-21:00)しています。ごはんだけでなく、お酒がすすみそうなメニュー満載です (*^^*)
☆☆☆
とても気になった「とりもつ」。後日、温泉帰り、夜の須砂渡食堂(居酒屋?)へお邪魔しテイクアウトしました。店内は楽しそうにお酒を飲んでいる宴会グループや食事をするかたでいっぱいでした。煮込みであたためるだけかな?と思っていたら大違いで、かなり長い間(途中で人も交代して)丁寧に炒めて完成。カウンターから懸命に調理するお店のかたの様子がよく見えました。
塩味ですがなんともいえない旨み。評判通りのおいしさでした。ごはんにもお酒にも合います。お店では定食にもできますが、グループでサイドメニュー的に単品注文して分け合って食べるのもいいかなと思います。