■ 安曇野 公共バス 『あづみ野周遊バス』で観光スポットめぐり & お散歩


追記: 2019年も4月25日から安曇野周遊バスが運行されます。料金は1日券が1,000円(1回利用600円)に値上げとなっています。また、別ルートですが中房温泉行きのバスは穂高駅から秘湯「中房温泉」まで1,700円、安曇野しゃくなげの湯(旧しゃくなげ荘)までは500円ですので合わせて利用すると便利かもしれません。
>> 2019年 あづみ野周遊バス運行スケジュール(南安タクシーHP)
>> 2019年 中房温泉行き定期バス運行スケジュール(南安タクシーHP) 

こんにちは、みつばちです。今さらの豆知識ですが、JRには「安曇野」という名前の駅はなく、穂高(ほたか)駅が安曇野観光の中心となります。穂高駅前からの交通手段のひとつとして、観光スポットを中心にまわれる『あづみ野周遊バス』(1日券800円)という、とても便利でお得な公共バスがあるのをご存知でしょうか?

>> あづみ野周遊バス HP(安曇観光タクシー)

>> あづみ野周遊バス HP(南安タクシー)

安曇野市の委託を受けて、南安タクシー、安曇観光タクシー、明科第一交通の3社で運営されているようです。

穂高駅前ロータリーに停車しているところを偶然見つけて激写してしまいました。キュートな後姿。奥の赤茶色のレンガの建物が穂高観光センターです。安曇野観光のことなら何でも相談できる、頼りになる存在です。繊維の宝石と呼ばれる穂高天蚕糸を使った商品など、安曇野ならではのお土産も購入することができます。

あづみ野周遊バス (1)

ロッカーを利用したい場合は観光センターの建物前(白いボックス、利用は夕方5時まで)や穂高駅にもあります。

あづみ野周遊バス (3)

綺麗な車内。座席もレギュラーサイズで座りやすそう。後方に見えているのは穂高駅の駅舎です。

あづみ野周遊バス (6)

時刻表はHPや各バス停に掲載されています。運行日と路線はできれば事前に確認したほうが良いと思います。(時刻表、路線図は安曇観光タクシーさんのHPから、停留所付近の代表的な施設リストは南安タクシーさんのHPよりお借りしました)。

>> 安曇野周遊バス 時刻表

あづみ野周遊バス (22)

あづみ野周遊バス (8)

この時停車していたのは東回り「大王わさび農場線」。

あづみ野周遊バス (7)

この路線の他に、西回りの「アルプス公園線」と「ちひろ線」と、全部で3路線あり、どれもこの「穂高駅」バス停にとまります。

あづみ野周遊バス (2)

運転手さん、車掌さんの2名体制。青いワイシャツの車掌さんが路線について丁寧に説明してくださいました。困ったことや分からないことは何でも相談できそう…

あづみ野周遊バス (5)

路線内であれば(バス停でなくても)どこでも好きなところで降りることができるし、どこからでも乗車できますとのこと。まるでタクシーみたいです。

1日券が800円なので、路線や本数は限られるものの、800円で一日タクシーが乗り放題と考えると激安です。1回限りの利用なら500円券もあるそう。あくまで参考値ですが、タクシー料金検索サイトで調べたところ、穂高駅を乗車地としたタクシーの予想料金は

* 大王わさび農場 1,600~1,610円(約10分)
* ちひろ美術館  4,000~4,110円(約20分)
* 国営アルプスあづみの公園(穂高・堀金地区) 2,000~2,010円(約10分)

タクシーは便利ですし、人数が多ければ一人分はむしろ安いかもしれませんが、料金だけ見ると周遊バスのお得さが際立っています。人数や行き先によってどちらが良いか検討してみると良いかも。
 
実際に乗ってみようと思っていて今回は実現しなかったので、西回りのバスの外見だけでも確認しようと山麓線沿いで待っていたら… 来た!

あづみ野周遊バス (9)

マイクロバスですが、普通の乗用車より大きいので目立ちます。周遊バスの青いステッカーを目印にするといいかもしれません。「天満沢」バス停から200メートルくらい手前の位置でしたが、運転手さんが「乗るのかな?」って感じでチェックしてくださったのが分かりました(紛らわしくてすみませんでした)。もし手をあげていたら、間違いなく停車してくださっていたと思います。「どこからでも乗れる」というのは本当でした。

また、バスというと遅れがつきものですが、安曇野ではそれほど渋滞することもないので、到着時間はほぼ時刻表どおりのはず。このバスもぴったりの時刻でした。

あづみ野周遊バス (10)

天満沢のバス停は「常念坊」さんの前にあります。宿泊、露天風呂、日帰り入浴もできる常念坊さんの大きな看板です。

あづみ野周遊バス (11)

山麓線沿いに専用駐車場。

あづみ野周遊バス (12)

その先を左に曲がると、同じく宿泊や天然温泉(日帰り入浴可)が楽しめる「天満閣」さんもあります。この辺は雰囲気の良い旅館やお蕎麦屋さんが多いです。

あづみ野周遊バス (15)

電柱の横に天満沢バス停があります。また、その先のカーブミラーのところをガードレールに沿って右へ曲がると「絵本美術館 森のおうち」(徒歩圏)などがある、素敵な小路に入ります。お散歩にも最適。

絵本といえば、天満沢エリアにはもう一軒「安曇野絵本館」という歴史ある絵本美術館があるのですが、現在休館中で、是非また再開されるといいなと思っています。原画展示と共にミュージアム・ショップの絵本の品揃えが素晴らしかったことが忘れられません。

あづみ野周遊バス (16)

バス停の後ろは沢が流れていて、周囲は林になっています。たぶん上下共通のバス停だと思いますので、バス停のあるなしに関わらず、バスが通る側にいて意思表示(大きく手をふるとか)をすれば大丈夫なはず。

あづみ野周遊バス (17)

あづみ野周遊バス (18)

あづみ野周遊バス (19)

そして天満沢バス停から常念坊さんを見ると、こんな感じ。宿泊客専用だとは思いますが、林の奥にも駐車場がありました。そして看板横にバス停が。

あづみ野周遊バス (20)

あづみ野周遊バスとは別路線の「中房線」の「常念坊」バス停。今年から「山のたこ平」バス停と合わせて新設されたようです。燕岳登山口となる中房温泉(なかぶさおんせん)へ行くので、北アルプス登山のための路線のようですが…

あづみ野周遊バス (13)

停留所だけ見ると登山というより「名湯めぐり」? 温泉好きにも嬉しい路線ですね。

あづみ野周遊バス (14)

北アルプス中腹(海抜1,462m!)の秘湯 ♨ 中房温泉  にもバスで気軽に行けるのは安曇野ならでは。バスだと景色も楽しみながらゆったりできそう。立ち寄りだと専用の野天風呂「湯原の湯」のみの利用になりますが、宿泊するとこのページにでているようなたくさんのお風呂が楽しめます。

>> 中房温泉行き定期バス HP(南安タクシー)

>> 中房線乗合バス HP(安曇観光タクシー)

そしてさらにお得情報が!あづみ野周遊バスは「ちひろ美術館」で信濃大町ぐるりん号と接続していて、あづみ野周遊バスの一日乗車券800円(小人400円)とぐるりん号の一日乗車券400円(小人200円)をあわせた共通券(一日乗車券)が1,000円(小人500円)で購入できます。大町市も合わせて楽しみたいかたは、共通券がお得です。

>> 周遊バス「信濃大町ぐるりん号」(信濃大町なびHP)

信濃大町ぐるりん号の停留所は「大町温泉郷」、「信濃大町駅」、「塩の道ちょうじや」、「大町山岳博物館」、「国営アルプスあづみの公園(大町・松川地区)」、「安曇野ちひろ美術館」、「ラ・カスタ ナチュラル ヒーリング ガーデン」の7つです。

そして、安曇野の重要なエリア北安曇郡の「池田町」にも町営バス路線(明科線、安曇野線、松川線、池坂線、広津線、町内巡回線)があり、日曜日は運休で、観光メインの周遊バスとは多少性質が異なるとは思いますが、ハーブセンター、クラフトパーク(北アルプス展望美術館)、大峰高原など魅力的な場所を網羅しています。
 
さらにお隣の松本市には国宝松本城、松本市美術館(水玉モチーフで世界的に有名な、松本市出身の草間彌生さんの絵や立体展示も楽しめます)、時計博物館、蔵のまち中町などをまわれる周遊バス「タウンスニーカー」があり、4コース共通の一日乗車券は大人500円、小人250円。提示により入場料が割引になる施設もあるようです。穂高ー松本間はJR大糸線で30分くらい。車窓風景も綺麗です。

>> 松本周遊バス タウンスニーカー HP(アルピコ交通)

☆☆☆

安曇野観光で必ず名前があがるのが、大王わさび農場、ちひろ美術館、国営アルプスあづみの公園です。あずみ野周遊バスでこれら3つのスポットを1日でまわるとすると… 例えばこんなスケジュールでしょうか。

7:30   新宿から特急あずさ直行便 穂高駅着 10:44
10:55 穂高駅から「東回り線」で大王わさび農場着 11:06
     ~大王わさび農場 (1時間)~
12:06 大王わさび農場から「東回り線」で穂高駅前着 12:22
12:30 穂高駅前から「ちひろ線」で安曇野ちひろ美術館着 12:52
     ~安曇野ちひろ美術館 (2時間10分)~
15:02 安曇野ちひろ美術館から「ちひろ線」で国営アルプスあづみの公園着 15:37
     ~国営アルプスあづみの公園 (1時間45分)~
17:22 国営アルプスあづみの公園から穂高駅前

実際は机上の計画とは違い、時間オーバー気味になる気がしますが… あづみの公園は入場料もかかり、屋内での展示や教室も充実しているので、本来なら少なくとも半日はゆっくり時間をとりたいところ。烏川渓谷緑地も近くにあり、夏は水遊びに最適です。ちひろ美術館の隣には松川村公営の天然ラドン温泉「すずむし荘」があって日帰り入浴や食事も楽しめます。

「あづみ野周遊バス」の各バス停のまわりには蕎麦打ちやガラス吹きの体験ができるところ、森の中のカフェやレストラン、神社仏閣、史跡、美術館やギャラリー、水辺、牧場などいろいろ魅力的なスポットが広がっています。さらに中房線の「秘湯」やぐるりん号が追加されると、どんなことになるのでしょうか。。。

☆☆☆

こちら別の日に穂高駅前に停まっていた2台のバス。臙脂色のバスもあるんですね。

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☆☆☆

先日安曇野へ行った時に穂高駅前から乗りました。あずさの発着時刻とは連携していないらしいのですが、あずさ55号で穂高に到着後、すぐに発車する西回りの白いバスに乗れました。7割くらいの席が埋まっていたように思います。乗るときに目的地を口頭で伝えます。そうすると車掌さんや運転手さんがちゃんと覚えていてくれて、バス停ではない目的地でも停まってもらえました。料金は座ってから車内で精算。途中の道では施設や景色の説明などもあり、車掌さんがさながらバスガイドのようでした。

車内は和やかムードで対応も親切だし、途中の景色も楽しめたので、周遊バスに乗ったかたは安曇野にとても良いイメージを持ってくださるだろうな~って感じました。安曇野観光(実需も?!)の力強い味方ですね。

(つづく)